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同じ思いをした人は数多くいるだろう−。 火曜日(16日)の夜11時、世界の舞台で戦うゼンノロブロイの勇姿を瞳に焼きつけようと、胸躍らせてテレビの前にすわっていた。ロブロイが挑戦したのはイギリスの「インターナショナルC」(ヨーク競馬場・約2080m)。過去の勝ち馬に強豪が名を連ねる本物のGIで、ロブロイは1番人気に推されていた。 手綱を握ったのは日本のエース武豊。スタートを切ると折り合いに注意しつつ後方を進み、1000mもある長い直線に備えて体力を温存する。3コーナーを過ぎ、4コーナー前で少し押して進出する気配を見せ、さあこれからという直線入り口で事件は起こった。 何と、いきなり中継がプツリと途絶え、イメージ映像へと切り替わってしまったのだ。その後は日本のスタジオに移され、キャスターを務めていた鈴木淑子さんもオロオロとするばかり。競馬は見られないのに、音声だけはシッカリ流れており、妙な中継になってしまった。 しかし、ハプニングというものは、なぜに一番いいところで起きるのだろうか? 中継番組の最初から映像が来ないとか、レース直前やレース後ということもあっていいわけで、なぜそれが「直線入り口」になるのか理解に苦しむ。その瞬間はさすがに脱力した。 「回復しろ!」という祈りも通じず、映像は来ないまま。結局、実況音声を聞いてロブロイが2着であることが確認できるという事態になった。それなら音声も切り、レースリプレイでも流せるようになってから出直せば良かったのではとも思うが、即座にそんな判断を下すのも難しいか。 まあ機械モノでトラブルがあるのは仕方ない。まして海外からの衛星中継なわけで、想定外のことも起こるだろう。 ロブロイの2着に関しては、残念というより、がんばってくれたという思いの方が強い。イギリスの芝はタフで路面もデコボコしていて、初めて走る者にはハンデがある。ロブロイは海外遠征自体も初経験であり、それらの条件を克服して、よくクビ差の2着まで追い込んできた。 凱旋門賞などにも登録しているが、今のところ日本に戻って天皇賞(秋)→ジャパンC→有馬記念と使っていく線が強いようだ。今度は“ホーム”で世界と互角に戦った力を見せてもらいたい。 さて、今週の重賞は札幌と新潟で計3鞍が組まれている。 札幌ではGIIの札幌記念(芝2000m)。 函館記念勝ちのエリモハリアー、同レース2着のブルートルネード、目黒記念をレコードで制したオペラシチー、立て直した実力馬サイレントディール、エプソムC制覇のスズノマーチが主力に。 長い休養から復帰する菊花賞2着馬ホオキパウェーブ、東スポ杯2歳S勝ちのスムースバリトン、古豪コイントスの走りも楽しみで、クイーンSから連闘をかけるヘヴンリーロマンス、チアフルスマイル、ダンスインザムードも注目される。混戦模様だ。 新潟では直線1000m戦のアイビスサマーダッシュ(GIII)。 このレース2勝でレコードホルダーでもあるカルストンライトオは59キロ克服が鍵に。カフェボストニアンも直線競馬向きの快足で、長欠明けでもキッチリ仕上がっている。 以下、ウェディングバレー、スウィートエルフ、スピニングノワール、ソルトレイクスター、テイエムチュラサン、ネイティヴハートと伏兵陣は多彩。言うまでもなく“枠順”が最大のポイントになる。 新潟ではハードルのGIII・新潟ジャンプS(芝3250m)も行われる。 トップハンデは60キロで、コアレスクレバーの1頭だけ。ほかはすべて59キロから57キロの間に入っている。昨年は57キロの人気薄2頭が絡んで3連単33万円台の大波乱になったが、今年はどうか。 実績ではコアレス、メイショウタロー、ライトパシフィック、ケイアイハイランド、トウショウトリガー、テレジェニック。シルクリスペクト以下、穴でおもしろい存在も多く、馬券は買いがいがある。 |
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