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zoom RSS 高松宮記念(GI)、日経賞(GII)、マーチS(GIII)、毎日杯(GIII)の展望

<<   作成日時 : 2017/03/23 16:33   >>

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 高松宮記念(GI・中京芝1200m)は春の最強スプリンター決定戦。歴史には大きな変遷があり、さかのぼると1967年から施行されていた中京大賞典にたどり着く。71年になると高松宮宣仁親王から優勝杯を賜与されたのを機に高松宮杯というレース名の重賞に生まれ変わり、同競走はGI級が出走する芝2000mのハイレベル重賞として親しまれた(84年にGIIに格付けされている)。芝1200mのGIになったのは96年のこと。この時もレース名は高松宮杯だったが、98年に高松宮宣仁親王からの優勝杯の賜与がなくなり、現行の高松宮記念に変わっている。96年からは5月に施行され、00年になって3月に移った。なお、試行回数のカウントは71年から始まっている。11年は中京競馬場が改修工事に入っていたため阪神の芝1200m(内)で施行され、12年に新装中京競馬場の芝1200mで新しくなった高松宮記念が争われた。
 2000mの時代にはハイセイコー、イットー、トウショウボーイ、ハギノトップレディ、ハギノカムイオー、オグリキャップ、メジロアルダン、バンブーメモリー、ダイタクヘリオスといった名だたる名馬が勝ち馬に名を連ねている。スプリントGIになってから、フラワーパーク、キングヘイロー、トロットスター、ショウナンカンプ、ビリーヴ、アドマイヤマックス、ローレルゲレイロ、キンシャサノキセキ(10年、11年と連覇)、カレンチャン、ロードカナロア、コパノリチャード、エアロヴェロシティ(香港)、ビッグアーサーが栄冠を手にしている。
 第47回の今年は21頭が登録してフルゲートの18頭立てになった。オーシャンS勝ちの牝馬メラグラーナ、京都牝馬Sで久々に勝利を決めた桜花賞馬レッツゴードンキ、昨秋にスプリンターズSを制覇したレッドファルクス、同レース3着の牝馬ソルヴェイグ、2走前に阪神カップを勝っているシュウジが主力になり、他にもセイウンコウセイ、トーキングドラム、ヒルノデイバロー、フィエロ、ナックビーナス、スノードラゴンなど、短距離の実力馬がズラリとそろっている。タフな中京コースで繰り広げられるハイレベルのバトルを堪能したい。


 日経賞(GII・中山芝2500m)は天皇賞(春)につながる古馬の長距離重賞。優勝杯を提供している日本経済新聞社の略称である「日経」からレース名がとられている。創設されたのは1953年(昭和28年)で、当初は日本経済賞という名称で中山芝3200mで行われていた。施行場所、施行距離は何度も変わっており、GIIに格付けされた84年から中山芝2500mで定着している。レース名が現在の日経賞になったのは79年のこと。11年は東日本大震災影響を受けて阪神競馬場の外回り芝2400mで施行された。なお、1着馬には天皇賞(春)の優先出走権が与えられる。
 第1回の覇者は牝馬のタカハタ。古い時代の勝ち馬には、ハクチカラ、オンワードゼア、オンスロート、スピードシンボリ、アカネテンリュウ、ホワイトフォンテン、グリーングラス、ホウヨウボーイがいる。80年代にはメジロティターン、シンボリルドルフ、ミホシンザン、90年代にはメジロライアン、ライスシャワー、セイウンスカイが勝ち、00年を過ぎてからは、メイショウドトウ、イングランディーレ、マツリダゴッホ、マイネルキッツ、トゥザグローリーが戴冠している。12年は単勝1万6,710円のネコパンチが逃げ切って波乱を演出。13年はフェノーメノが勝って、次走で天皇賞(春)を制覇した。前3年はウインバリアシオン、アドマイヤデウス、ゴールドアクターが戴冠している。
 第65回の今年は19頭が登録してフルゲートの16頭立てになった。2年前に有馬記念を制覇し、昨年の有馬記念でも3着に駆けたゴールドアクターがここから始動。皐月賞を制し、ダービーは4着3着、菊花賞は4着だった4歳のディーマジェスティも注目される。同じく4歳のレインボーラインは菊花賞で2着に好走した。他にもシャケトラ、ミライヘノツバサ、ツクバアズマオー、ジュンヴァルカン、ナスノセイカン、アドマイヤデウスなど実力馬がそろっていて、春のGIを占う意味合いで見逃せない一戦だ。


 マーチステークス(GIII・中山ダ1800m)は中山競馬場で行われる古馬の中距離ダート重賞。レース名は英語で3月を意味する「march(マーチ)」に由来する。以前に同じ競走名のオープン特別があったが、これが92年に廃止になり、94年になってダートの重賞として復活した。格付けはGIIIで、創設当初からハンデキャップ競走として施行されてきている。なお、11年は東日本大震災の影響を受けて阪神競馬場のダ1800mで行われた。
 第1回の覇者はバンブーゲネシス。ハンデ戦ということもあってレベルが低くなるケースが多いが、09年に勝ったエスポワールシチーはダートの第一人者へと成長を遂げ、11年の勝ち馬テスタマッタは翌12年にフェブラリーSを制した。前5年の勝ち馬は、サイレントメロディ、グランドシチー、ソロル、マイネルクロップ、ショウナンアポロンとなっている。
 第24回の今年は22頭が登録してフルゲートの16頭立てになった。トップハンデとなる58キロを背負うのは、重賞を2勝していて、GIでの好走歴もあるアスカノロマン。続いて57.5キロが同じく重賞2勝馬で、フェブラリーS2着の実績があるインカンテーションとなっている。57キロは佐賀記念勝ちのロンドンタウンと、交流重賞を2勝しているストロングサウザーの2頭。56キロ組はコスモカナディアン、メイショウスミトモ、マイネルクロップ、ショウナンアポロン、ハッピースプリント、55キロ組はディアデルレイ、ピットボス、リーゼントロックと、それぞれ層が厚い。54キロ以下にも警戒が必要な実力馬がいて、力と力がぶつかり合う迫力満点のダートバトルが展開されることになりそうだ。


 毎日杯(GIII・阪神芝1800m(外))は3歳馬が争う芝の中距離重賞。レース名は優勝杯を提供している毎日新聞社からとられている。1954年(昭和29年)に重賞競走として歴史が始まり、グレード制が敷かれた84年にGIIIに格付けされた。創設当初から長く阪神の芝2000mで施行されてきたが(阪神競馬場の改修で京都で行われたことはある)、一昨年の07年に阪神の芝1800m(外回り)という条件に変わった。皐月賞のトライアル競走には指定されていないが、上位2着までに入れば収得賞金が加算されて出走できる可能性が高くなる。
 第1回の勝ち馬はミネマサ。歴代の覇者にはオグリキャップ、ヒシマサル、テイエムオペラオー、クロフネ、キングカメハメハ、ディープスカイの名前が見える。10年の勝ち馬ダノンシャンティはNHKマイルカップに駒を進めて日本レコードで制覇した。11年はセン馬のレッドデイヴィスが勝ち、12年はヒストリカルが戴冠。13年の覇者はキズナで、キズナは次走で京都新聞杯を勝って、2走後に日本ダービーを制した。前3年の勝ち馬は、マイネルフロスト、ミュゼエイリアン、スマートオーディンとなっている。
 第64回の今年は12頭が登録して8頭立てになった。きさらぎ賞2着のサトノアーサー、3戦2勝の良血馬クリアザトラック、京成杯2着のガンサリュート、札幌2歳S勝ちの実績があるトラスト、デビュー後に連勝しているアルアイン、すみれS3着のキセキなど、少ない頭数ながらも素質馬がそろっている。皐月賞、ダービーを見据えての戦いは激しいものになりそうだ。

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