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zoom RSS 皐月賞(GI)、中山グランドJ(J・GI)、アンタレスS、アーリントンCの展望

<<   作成日時 : 2018/04/12 16:49   >>

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 皐月賞(GI・中山芝2000m)は牡馬クラシックの第一弾。競走名は陰暦で5月を表す皐月(さつき)に由来する。創設されたのは1939年(昭和14年)と古く、第1回は今はなき横濱競馬場で横濱農林省賞典4歳呼馬という競走名で施行された(条件は芝1850m)。43年になると東京競馬場に移って芝1800m戦になる。戦時中は中止になり、47年になると芝2000mになって同時に競走名が農林省賞典に変わった。49年から中山競馬場の芝1950mになり、この年から現行の皐月賞になっている。1950年に芝2000mに戻り、以降は条件が変わっていない。上位4着までに入線すると、東京優駿(日本ダービー)の優先出走権を得ることができる。
 第1回の覇者はロツクパーク。第3回を勝ったのが史上初の三冠馬となるセントライトで、他のの三冠達成年を見ると、シンザンが64年、ミスターシービーが83年、シンボリルドルフが84年、ナリタブライアンが94年、ディープインパクトが05年、オルフェーヴルが11年となっている。90年以降の勝ち馬はミホノブルボン、セイウンスカイ、テイエムオペラオー、ネオユニヴァース、ダイワメジャー、メイショウサムソン、ヴィクトワールピサ、ゴールドシップなど。前5年はロゴタイプ、イスラボニータ、ドゥラメンテ、ディーマジェスティ、アルアインが戴冠している。
 第78回の今年は17頭が登録して16頭立てになった。朝日杯フューチュリティS2着馬で、前哨戦のスプリングSを勝ったステルヴィオ、弥生賞2着のワグネリアン、ホープフルS勝ちのGI馬タイムフライヤー、同レース2着のジャンダルム、すみれSを勝って2戦2勝のキタノコマンドール、共同通信杯勝ちのオウケンムーン、京成杯勝ちのジェネラーネウーノ、スプリングSでハナ差の2着に駆けたエポカドーロ、京都2歳S勝ちのグレイルなど、将来有望な素質馬がそろっている。直線は迫力満点の叩き合いが繰り広げられることになりそうだ。


 中山グランドジャンプ(J・GI、中山芝4250m)は障害界の大レース。かつて中山大障害(春)として行われていた競走で、障害にグレード制が導入された99年に名称が変わった(正式名称は農林水産省賞典中山グランドジャンプ)。翌00年に初の障害の国際招待競走になり、01年に施行距離がそれまでの4100mから4250mに延びている(本年はCコース使用のため4260mで施行)。中山競馬場の大障害コースを使うのは、本競走と暮れに行われる中山大障害の2つだけ。大竹柵、大いけ垣と呼ばれる通常より大きな障害が置かれ、また、深い谷を下ってすぐに登るバンケットといわれる障壁もある。とにかくタフなコースだ。大竹柵、大土塁の飛越時、そしてゴール時には場内から拍手がわき起こる。
 試行回数のカウントは99年から始まっている。第1回の覇者はメジロファラオ。第2回、第3回とゴーカイが連覇し、第4回はセントスティーヴン(オーストラリア)、第5回はビッグテースト、第6回はブランディスが勝った。05年から07年まではオーストラリアのセン馬カラジが3連覇を決める。この3連覇は10歳から12歳の3年間で達成したもので、12歳での障害競走勝利はJRA記録になっている。08年はマルカラスカルが大差で圧勝し、09年はスプリングゲント、10年はメルシーモンサンが勝利を収めた。11年は4月16日に行われる予定だったものが、3月11日に発生した東日本大震災の影響で2ヵ月以上延びて7月2日に施行された。さらに、Cコース使用のため、例年より10m長い4260mで争われている。勝ったのはマイネルネオスだった。前6年の勝ち馬は、マジェスティバイオ、ブラックステアマウンテン(アイルランド)、アポロマーベリック、アップトゥデイト、オジュウチョウサン(16年、17年と連覇)となっている。
 第20回の今年は12頭が登録して12頭立てになった。当レースと中山大障害をそれぞれ2連覇しているオジュウチョウサンと、3年前に当レースを勝ち、昨年の暮れの中山大障害でオジュウチョウサンを脅かして2着したアップドゥデイトの2騎に注目が集まる。他にもルペールノエル、マイネルクロップ、ニホンピロバロン、シンギングダンサーなど力のあるジャンパーがそろっていて、年に2度しか見られない大障害コースでの戦いは見応えあるものになるだろう。


 アンタレスステークス(GIII・阪神ダ1800m)は古馬が争うダートの中距離重賞。競走名は恒星の1つで、さそり座のα星であるアンタレスに由来する。創設されたのは1996年のことで、1年目は阪神ダ1800mでの施行で負担重量はハンデキャップだった。第2回の97年から場所が京都に移り、03年になると別定戦に変わる。12年に施行場所が阪神に戻った。
 第1回の覇者はテセウスフリーゼ。第5回、第6回をスマートボーイが連覇し、8回をゴールドアリュール、9回をタイムパラドックスが制している。14回ではウォータクティクスがコースレコードとなる1分47秒8で勝ち、16回と17回はゴルトブリッツが連覇を達成した。前5年の勝ち馬は、ホッコータルマエ、ナムラビクター、クリノスターオー、アウォーディー、モルトベーネとなっている。
 第23回の今年は29頭が登録してフルゲートの16頭立てになった。ダートに矛先を変え、5戦5勝で平安Sを圧勝したグレイトパールが最大の注目馬。他にもナムラアラシ、ミツバ、クインズサターン、トップディーヴォ、コスモカナディアン、アルタイルなど、力のあるダートホースがそろっている。スピードとパワーがぶつかり合う、ハイレベルのバトルが見られそうだ。


 アーリントンカップ(GIII・阪神芝1600m(外))はクラシックやNHKマイルカップを目指す3歳馬が争う重賞競走。1987年(昭和62年)にペガサスステークスという名称で創設され、阪神競馬場とアーリントンパーク競馬場(アメリカ)が提携を結んだのを機に、92年に現行の競走名に変わった。アーリントンパークでは、交換競走として阪神カップ(Hanshin Cup)が行われている。施行距離はペガサスステークスの時代から芝1600mで変わっていない。なお、上位3頭にNHKマイルカップの優先出走権が与えられる。
 第1回の覇者はエルカーサリバー。00年以降は、エイシンプレストン、タニノギムレット、ウインクリューガー、シーキングザダイヤと、GI級に成長する本格派を輩出している。前6年の勝ち馬は、ジャスタウェイ、コパノリチャード、ミッキーアイル、ヤングマンパワー、レインボーライン、ペルシアンナイト。
 第27回の今年は15頭が登録して13頭立てになった。朝日杯フューチュリティS3着のタワーオブロンドン、毎日杯3着のインディチャンプ、未勝利勝ちが強い競馬だったエアアルマス、未勝利→500万下を連勝したパクスアメリカーナが主力になり、他にもラセット、ダノンスマッシュ、レッドヴェイロン、ピースユニヴァースなど、素質ある若駒がそろっている。皐月賞やNHKマイルCにつながる一戦として注目したい。

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