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zoom RSS ジャパンカップ(GI)、京阪杯(GIII)、京都2歳S(GIII)の展望

<<   作成日時 : 2018/11/22 16:29   >>

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 ジャパンカップ(GI・東京芝2400m)は世界の強豪が集う日本競馬の最高峰レース。JRAのホームページには『1970年代後半、「世界に通用する強い馬作り」が提唱され、日本でも国際競走を開催し、外国から強豪馬を招待して我が国のサラブレッドと競わせようという目的で1981年に創設された』とある。初年度は北アメリカとアジアから招待馬を選出し、アメリカ・カナダ・インド・トルコ(デルシムは来日後に故障)の4か国から計8頭が参戦した。翌82年からはヨーロッパとオセアニア地区が、83年からは地方競馬も代表馬が招待の対象になり、99年になると香港、アラブ首長国連邦が招待範囲に入ることになった。なお、グレード制が敷かれた84年にGIに格付けされ、92年に日本で最初の国際GIに認定されている。
 本競走は招待競走であり、外国から出走する場合、競走馬の輸送費、滞在に必要な費用、関係者の交通費や宿泊費はJRAが負担する。もちろん賞金は高額である。第1回の1着賞金は6500万円。その後は段階を踏んで増額されていって、17年は1着賞金が3億円となっている。
 第1回の勝ち馬はアメリカの牝馬メアジードーツ。本国で一流と呼ばれるだけの実績を残していたわけでなかったが、2分25秒3という当時の日本レコードで勝ち、日本の競馬ファンに世界のレベルの高さを強く印象づけた。第2回大会には世界の賞金王ジョンヘンリー(アメリカ)が参戦して大いに盛り上がったが、ジョンヘンリーは13着に敗れ去っている。
 初めて日本馬が栄冠を手にしたのは84年の第4回大会だった。ミスターシービー、シンボリルドルフという2頭の3冠馬が出走していたが、勝ったのは10番人気と評価の低いカツラギエースだった。あざやかな逃げ切り勝ちだった。以降、日本馬で戴冠したのは、シンボリルドルフ、トウカイテイオー、レガシーワールド、マーベラスクラウン、エルコンドルパサー、スペシャルウィーク、テイエムオペラオー、ジャングルポケット、タップダンスシチー、ゼンノロブロイ、ディープインパクト、アドマイヤムーン、スクリーンヒーロー、ウオッカ、ローズキングダム、ブエナビスタ、ジェンティルドンナ(12年、13年と連覇)、エピファネイア、ショウナンパンドラ(牝馬)、キタサンブラック、シュヴァルグランとなっている。
 たびたび日本レコードが更新されてきた競走でもある。オセアニアの牝馬ホーリックスと日本のオグリキャップが伝説のバトルを繰り広げた89年の第9回大会は、ホーリックスが2分22秒2の時計で勝ち馬になった。この時計は従来のレコードを2秒以上も更新する驚異的な数字だった。05年にはイギルスのアルカセットが2分22秒1で勝ち、これが現在の日本レコードになっている。
 第38回の今年は16頭が登録して14頭立てになった。アーモンドアイ(牝馬三冠)、サトノダイヤモンド(菊花賞、有馬記念)、シュヴァルグラン(ジャパンカップ)、スワーヴリチャード(大阪杯)、キセキ(菊花賞)、マカヒキ(ダービー)、サトノクラウン(宝塚記念)と、GI馬は7頭。海外から参戦するカプリ(アイルランド)とサンダリングブルー(イギリス)も力を持っていて、ビッグな1着賞金と最高の栄誉をかけた戦いは熾烈を極めそうだ。


 京阪杯(GIII・京都芝1200m(内))は秋に京都競馬場で行われるスプリント重賞。優勝馬には京阪電気電鉄から優勝杯が贈呈される。創設されたのは1956年(昭和31年)で、当初は競走名が京都特別、施行条件が芝2200mのハンデキャップという今とは異なる競走だった。名称が現行の京阪杯に変わったのは61年のことになる。条件には変遷があり、創設時から05年までは1800m〜2200mで施行されて中距離重賞というイメージが固まっていた。大きな変革が起こったのが06年で、一気に距離が詰まって1200mの重賞に変わる。現在、負担重量は別定になっている。
 第1回の覇者はミナトリユウ。中距離時代の勝ち馬には、カツラギエース、イクノディクタス、ネーハイシーザー、ダンツシアトル、ダンスパートナー、ロサード、ジョウテンブレーヴ、サイドワインダー、ダイワエルシエーロ、カンパニーの名前が見える。前5年の勝ち馬は、アースソニック、アンバルブライベン、サトノルパン、ネロ(16年、17年と連覇)。
 第63回の今年は21頭が登録してフルゲートの18頭立てになった。ワンスインナムーン、アレスバローズ、アンヴァル、ダノンスマッシュ、グレイトチャーター、アサキサゲンキ、グァンチャーレ、ナガラフラワー、カルヴァリオ、ダイアナヘイロー、ダイメイフジなど、短距離の実力馬がズラリ勢ぞろい。見応えあるスプリント勝負を堪能できそうだ。


 京都2歳ステークス(GIII・京都芝2000m(内))は2014年(平成26年)に新設された2歳馬が争う重賞競走。前年まで京都2歳ステークスとして行われていたオープン特別が格上げ(GIII)になったものである。日経ラジオ社より寄贈杯が提供されており、正式名称はラジオNIKKEI杯京都2歳ステークスとなっている。
 オープン特別時代の勝ち馬には、キーストン(ダービー)、タニノムーティエ(皐月賞、ダービー)、シャダイカグラ(桜花賞)、ナリタブライアン(牡馬三冠、有馬記念)、アドマイヤドン(朝日杯フューチュリティS、フェブラリーSなど)、エイシンチャンプ(朝日杯フューチュリティS)、ヴィクトワールピサ(皐月賞、有馬記念、ドバイワールドカップ)、エピファネイア(菊花賞)など、名馬の名前が多く見える。第1回の勝ち馬はベルラップで、第2回はドレッドノータス、第3回はカデナ、第4回はグレイルが戴冠している。
 第5回の今年は11頭が登録して9頭立てになった。重賞とオープンで実績があるのは、芙蓉S勝ちのミッキーブラックと、札幌2歳S3着のクラージュゲリエ。新馬勝ちの組は、ブレイキングドーン、ワールドプレミア、ショウリュウイクゾと、素質馬がそろっている。暮れのGIや来年のクラシックにつながる、ハイレベルのバトルが演じられることになりそうだ。

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